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一年365日 京日和 Ⅱ

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冬枯れ - 詩仙堂

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市バスを「一乗寺下り松」で下り、案内板にそって緩やかな上り坂を東へ。
一乗寺は比叡山の裾野。
昔ながらの旧家も多く、落ち着いた雰囲気のあるところです。
右へ折れると金福寺…、左へ折れると円光寺と書いた案内を横目に真っ直ぐ行くと、
右手にこんもりと大きな山茶花の木が見えてきます。
ここが詩仙堂です。
観光シーズンになると、たくさんの人が列をなしているので、
その後にくっついて行くと、自然と辿り着けるといった感じですが、今は静かなものです。






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今は詩仙堂と呼ばれていますが、詩仙堂というのはこの庵の一室の名前で、
石川丈山が造営した当時は「凹凸窠(おうとつか)」と呼ばれていました。
『でこぼこした土地に建てた庵』という意味だそうです。
石川丈山は家康に仕えた名将ですが、59歳から90歳で没するまで漢詩や書、作庭を愛する文人として、
清貧のなかに聖賢の教えを自分の務めとし、寝食を忘れてこれを楽しんだということです。






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暦の上では春ですが、まだまだ春とは呼べない風景です。
等間隔で聞こえるししおどしの乾いた音が、辺りに響いていました。







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床の間に「福・録・寿」の三幅の掛け軸が掛けられています。
丈山が1663年に竹筆で書いたものだそうで、
福:見返りを求めず善い行いをすれば福を得られ、
録:親孝行をし、自分の命を大切にすれば一生の糧が得られ、
寿:暴飲暴食、色欲を避け、生きがいをもって生きれば寿命も伸びる。
というようなことが書かれています。
幸福になるための三か条といったところでしょうか。






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こういう枯れた時があるからこそ、5,6月頃の庭が輝いて見えるというものでしょうか。





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多くのお寺で、この時期は庭の手入れをされていますね。
ほんのりと灯りがともったように椿が咲いていました。

<2011.2.17>
by machizuki09 | 2011-02-20 01:02 | 詩仙堂
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The key to success is starting and not stopping.わかっちゃいるけどそれがなかなか難しい…


by machizuki09
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