一年365日 京日和 Ⅱ

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祇園祭 山鉾巡行

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祇園祭は巡行を見ないと、なんとなく夏が始まった感じがしません。
昨日は7時半ぐらいから出かけてみました。
御池の新町を南へ
こちらは北観音山
駒型提灯はすっかり片付けられて、柳の取り付け作業が行われていました。









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さらに南へ
こちらは南観音山
楊柳観音像と善財童子像を安置してあります。
楊柳観音は手に柳を持ち、薬師観音と同じように衆生の苦難を救うとされています。
柳の飾りつけは、まだこれからのようですね








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さらに南下
見えてきたのは放下鉾
タージマハルのような建物と白いふくろうの見送り。
見送りに付けられた金色の装飾もふくろうを模ったもので、細部を見ていても楽しいです。
早朝のため見物客に混じって、通勤通学の姿も多く目にします。








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なかなかおしゃれでしょ?






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辻回しの時に使われるお水でしょうか。
桶を取り付けられたり、竹を収納されたり、準備も大詰めのようです。







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メイン通りの四条を超えると、船鉾が見えてきます。
お揃いの菅笠が、なにやら波のように見え、まるで大海に浮かんでいるよう。







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舵(羽板)に描かれているのは羽を持った龍でしょうか?
螺鈿細工のように貝殻がキラキラと虹色に輝きます。
反対側にも龍が描かれていますが、そちらは海から飛び出てきたよう。
こういうのを見ていると、本当に動く美術館だなぁと思ってしまいます。







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船頭に鷁(げき)と呼ばれる想像上の瑞鳥が飾ってあります。
会所から渡された桟橋も上げられ、いよいよ出航です。







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四条新町に戻り、今年はここで観覧することに。
ぞくぞくと山や鉾が集まってきています。
これは太子山
山鉾の真木は松が通例ですが、この山は杉が立てられています。
聖徳太子が四天王寺を建立する時、自らが良材を求め山に入り、
老人に大杉の霊木を教えられ、六角堂をたてたことに由来するそうです。







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四条傘鉾
一時は道具類の散逸によって消滅寸前となっていたそうですが、
壬生六斎の棒振りや囃子の協力が復活に力を貸したそうです。







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すべての鉾や山が四条通に立てられてるわけではなく、
それぞれの町内から、この四条通に集まってきます。
というよりも、それぞれの町内がスタートなのでしょうね。
こうやって間をつめて鉾がたくさん見られるのも、この辺りだからこそです。








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蟷螂山がやってきました。
からくりで動くかまきりは有名。
羽をパタパタするたびに沿道から歓声が起こります。
からくりは自動的に、一定の動きを繰り返すものだと思っていましたが、全部手動なんだそうです。
からくりをあやつる人が中に入り、外から指示を無線で飛ばしているようです。
中の人はカマキリの動きが見えないので大変なようですよ。
先日宵々山へ行って、蟷螂山のまわりに長蛇の列が出来ていました。
ミニチュアサイズのからくりのカマキリが、おみくじを引いていました。
なんとも愛らしかったです。








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船鉾が四条通に
南北から四条に出てきた鉾は、ここで早くも辻回し。
これが見られるのも新町通の魅力のひとつ。








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車輪の下に割った竹を敷き、すべりのいいように水を撒き、
音頭取りの掛け声とともに鉾を滑らせます。







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面舵いっぱい!といったところでしょうか。
無事に西を向きました。
いよいよ大舞台ですね。







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船鉾のおそろいの浴衣。
どのお町内も工夫をされていて、こういう小物をじっくり見るのも楽しいです。
船の文字と櫂をデザインされたものですね。








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四条新町を離れて、今度は市役所前まで来ました。
さすがにすごい人、人、人!
まったく近寄れませんでしたが、先頭の長刀鉾を見ることが出来ました。
アッと言う間でしたが、お稚児さんも見えました。








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函谷鉾

祇園祭は今月いっぱい行事を残していますが、
巡行がすむと、なにか淋しさを感じてしまいます。
今年後半もまた健康に注意して過ごしましょう。


【17日の京都の気温 最高33℃ 最低24℃】
<2013.7.17>
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by machizuki09 | 2013-07-18 15:40 | 祇園祭/祭り/行事

宵々山 

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早々と梅雨が空けましたね。例年なら祇園祭の頃なんですが。
昨日は土砂ぶりの雨が降ったかと思えば晴れたり、また雷を伴ったりで大変でした。
各鉾の世話役さんたちも、大わらわだったのではないでしょうか。
今晩、うまい具合に時間が出来たので、のんびり宵々山へ行って来ました。
夜だけに暑くもなく(出来るだけ軽装でしたが)そこそこ快適に楽しむことが出来ました。
お囃子が聞こえ始めると、やはりちょっと心が躍ります。
長く暑い夏の到来です。







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月鉾と会所
赤い提灯や毛氈 
好きな風景です。







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みなさんお揃いの、やたがらす柄の浴衣でコンチキチン







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こちらは長刀鉾
前の屋根の下。長刀を持ったお人形が二人






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後ろの屋根の下にも。
細かく見れば、色々な飾りがあるのでしょうね。

あまり撮れませんでしたが、一応宵々山風景ということで。
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by machizuki09 | 2013-07-15 23:21 | 祇園祭/祭り/行事

夏色 - 並河靖之七宝記念館

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明治、大正時代に活躍した七宝家の並河靖之の旧邸で、工房や釜場も残り、
今は国登録有形文化財として、一般に公開されています。
展示室には七宝の作品が数多く展示されていて、その美しさと緻密さには圧倒されるばかり。
ささっと見てまわるには、あまりに惜しい作品の数々でしたが、いかんせん時間が足りません!
ここに来たのは、七代目 小川治兵衛が作庭したというお庭が見たかったからです。
七宝の研磨のために琵琶湖疏水を引き込んだそうで、個人宅としては特別なことだったそう。
座敷の縁の下まで引き込まれた水が、なんとも贅沢ですね。
当時は今よりいくぶんか涼しかった京都でしょうが、
こんなところへ通されたら帰りたくなくなってしまいそうです。 






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なんと解放的なことか…






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庭の鯉もゆったり、のんびり。
時間のたつのが遅く感じられます。






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石組みの上に手水鉢。
大胆で豪快。






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椅子からの目線に合わせてあるのでしょう、ガラス障子の位置も高く。
開放的で涼やかで、夏にふさわしいお庭でした。

<2013.6.30>
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by machizuki09 | 2013-07-11 15:54 | その他

半夏生 - 両足院(建仁寺)

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夏の似合うお寺を、祇園の真っ只中に見つけました。
建仁寺の塔頭、両足院。
鶴亀の池の周りをぐるりと取り囲むように、半夏生がその涼やかな姿で出迎えてくれました。
緑と白だけの清々しいお庭です。







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半夏生(半化粧)
遠くから見れば白い部分が全部花のように見えますが、花は穂のようなところだけで、
上の数枚の葉が白化していきます。
きっと虫を寄せるために、花に似せようとして白化するのでしょうね。
裏は緑のままなので、片白草とも言われるようです。







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たまには心を落ち着けて…とは思いますが…。
時折吹く風が小さな鶴亀の池の表面を波立たせます。
心が澄めば、池は綺麗な月を写し、心乱れれば、波だった池は月を隠してしまう。
ま、凡人ですから、煩悩ばかりでも仕方のないこと。
あの親鸞聖人でさえ「琵琶湖のように私の心はなぜ静まらないのか」と苦悶したのですから。







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半夏生の向こうに見える茶室は、国宝叙庵(じょあん)の写し「水月亭」
織田信長の実弟、織田有楽斎<クリスチャンネームJoan>によって、建仁寺の塔頭、正伝院に建造されました。






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水月亭のお隣にある茶室「臨池亭」で、お抹茶の接待が受けられます。
某大学の茶道部の方々が立てて下さって、美味しく戴きました。
書院にも時折 涼しい風が吹き込んできます。
クーラーではちょっと味わうことの出来ない心地よさです。
何かとても豊かなものを感じるひと時です。






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画像の左側あたり、半夏生がゆらゆらと揺らいでいるのが分かるでしょうか。
まだ昔の手漉きガラスが健在なのでしょう。
ガラス越しに面白い造形美を作っていました。







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しばらくするうちに、汗がすーっと引いてしまいました。
緑と白って、こんなにも夏に合うんですね。
夏のお勧めのお寺を聞かれたら、
この両足院と、桔梗と白砂の廬山寺、白い沙羅双樹(夏ツバキ)の東林院をあげようと思います。
暑い暑い京都ですが、一時の涼を感じに、ぜひおいで下さい。

【追記】
 ・ 両足院の特別拝観は7月10日まで。
 ・ 東林院の「沙羅を愛でる会」 は6月30日までで、残念ながら終了しています。

<2013.7.1>
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by machizuki09 | 2013-07-02 19:05 | 両足院(建仁寺)
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The key to success is starting and not stopping.わかっちゃいるけどそれがなかなか難しい…


by machizuki09
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