一年365日 京日和 Ⅱ

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あじさい - 善峰寺

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西山三山のひとつ、大原野にある善峰寺を訪ねました。
梅雨前線が停滞するなかでしたが、あじさいを見るのは、こんな日の方がいいのかもしれないと…
イヤな顔ひとつせず、傘持ちをしてくれる主人に感謝。
梅雨時にしては非常に爽やかで、空気がひんやり冷たく、胸いっぱい吸い込んでみたり。
開山堂と幸福地蔵が、緑のなかにすっぽりとおさまっているのも、なかなか絵になります。







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善峰寺は、春の桜、秋の紅葉、ととてもドラマティックな風景を見せてくれるところですが、
この山中の一万本のあじさいも、雨を得ていっそうにイキイキと輝いていました。






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幸福地蔵からのながめも素晴らしく。







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開祖は源算上人ですが、応仁の乱で焼失した寺を再興したのは、徳川五代将軍綱吉の生母、桂昌院。
今はあじさいに囲まれて。







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お地蔵様も雨のなか。

<2012.6.20  雨 降ったり止んだり>
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by machizuki09 | 2012-06-23 20:32 | 善峯寺

高岡智照尼 - 祇王寺

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嵯峨野にある小さなお寺、祇王寺。
この時期、苔はその色をいっそう濃くし、ビロードのように輝きを増していきます。


明治29年 高岡たつ子は、父末吉と料理屋の仲居との間に私生児として生まれます。
末吉はあちこちで女を作り、子をもうけるような道楽者。
たつ子が出来たとき、都合の良いように言い訳をし、行方知れずになります。
たつ子は生みの母との暮らしも叶わず、祖母によって探し出された末吉のもとに
置き去りにされてしまいます。
困った末吉は奈良に住む姉に預け、たつ子はようやく居場所を得ますが、
それもつかの間、金欲しさに末吉は、たつ子を売り飛ばしてしまいます。
たつ子が大阪の宗衛門町に連れてこられたのは12歳のときです。

数ヶ月の見習いのあと、舞妓・千代葉としてお披露目。
水揚げされたのは13歳。
「憤ることも悔むことも出来ず、ただ素直にあきらめることだけを教えられ、
色街という社会で生きて行く」ことになります。

数年後、身請けを約束した人に出会いますが、歌舞伎役者に心奪われていたことを咎められ、
結婚を解消されてしまいます。
こみあげる怒り、やり場のない気持ちを沈めるため、千代葉は左手小指をカミソリで切断すると、
男に差し出してみせます。
たつ子15歳

街では毒婦と噂され、千代葉は大阪を出ていかざるを得なくなります。
東京へ来た千代葉は照葉と名を変え、花柳界で1,2を争う売れっ子となります。
贅沢三昧の生活を送りますが、人間としては堕落の道を突き進んでいきます。

炭鉱夫との妾生活。
相場師との結婚、渡米。
アメリカ女性との同性愛。
離婚、アルコール中毒…
暴力をふるう男から逃れるため、故郷の奈良へ
そこで俳句に出会い、やがて仏門に入る決心をします。
たつ子が高岡智照尼として、廃寺同然だった祇王寺に赴いたのは39歳のときでした。


智照尼は自伝「花喰鳥」で、黒髪をそったとき『これで疫病神がおちた』と回顧しています。
『黒髪があったために、迷い、悲しみ、流転の淵をさ迷ってきたのかと思うと、
黒髪を切られることは、私の救いそのものだった』と。

平成6年 98歳で亡くなった智照尼は、今は祇王達が眠るお墓の傍で眠っています。


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生もよし死もよし若葉更によし   <高岡智照尼>


<2012.6.12 小雨>
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by machizuki09 | 2012-06-16 21:39 | 祇王寺

バラとか花菖蒲とか - 京都府立植物園

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花のきれいな時期はやっぱり短いですね。

「もう少し先ね」

そう思ってうかうかしている間に、もうたくさんの花びらを散らしていたり…

「あ~ 今年もまた出遅れた。じゃまた来年」

来年もまた同じように咲いてくれることが当たり前だと思ってたり…







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ここ数年 ずっと闘病生活を送っていた友人が、遠いところへ逝ってしまいました。
こっそり誰にも内緒で逝ってしまいました。
「また今度ね~」
そう言ってから、もう二年近く経っていました。
いつまでたっても私が気がつかないから、
『しょうがないな~』と彼女が思ってくれたのか、
ほんとうに偶然に… 
奇跡に近いくらい偶然な形で、半年も前に居なくなった彼女のことを耳にしました。
会えなくても、この世のどこかに居るのと、
もうどこにも居ないのとでは、まるきり違うことに今更気がつきました。
絶望的な状況でも、いつもと変わらず笑顔でいた彼女。
病気と正面から向き合ってた彼女。
せめて娘さんの花嫁姿を見せてあげたかったな…
たくさんの時間を一緒に過ごしてくれた彼女にありがとう。
またいつかどこかで。

<2012.6.6>
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by machizuki09 | 2012-06-12 23:37 | 京都府立植物園

新緑 - 瑠璃光院

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ぼやぼやしていたら、もう6月になってしまいました。
八瀬にある瑠璃光院を訪ねたのは5月22日のこと。
曇りがちなお天気で、たまに小雨。
前回訪ねたのが2年くらい前かと思って調べたら、2008年の秋でした。
紅葉の時とはうってかわって、少し濃くなりかけた新緑があたりを染めていました。





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どこからともなく聞こえてくる声の主はモリアオガエル。
あっちで鳴き、こっちで鳴き…
呼び合っているのでしょうか。
こういう自然な音って、なぜだか心が休まります。





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ときおり降る雨に空気も洗われて






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<2012.5.22 降ったり止んだり>
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by machizuki09 | 2012-06-05 22:42 | 瑠璃光院
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The key to success is starting and not stopping.わかっちゃいるけどそれがなかなか難しい…


by machizuki09
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