紅葉 - 金福寺(こんぷくじ)
曼殊院を出たあと、鷺森神社に少し立ち寄り、細い道を左に右に折れながら向った先は金福時。
門前の楓が優しい色合いで出迎えてくれました。
金福寺は松尾芭蕉や与謝野蕪村にゆかりのあるお寺で、
芭蕉がこの寺を尋ねたことが縁で、ときの和尚が無名だった庵に「芭蕉」の名前を付けたそうです。
それから長い年月がたち、寺は荒廃してしまったそうですが、芭蕉を敬慕していた与謝野蕪村が、
その荒廃ぶりを嘆き、庵を再興したということです。
白砂の向こうがなだらかな勾配になっていて、こじんまりとした場所にツツジの植え込みが可愛らしく並んでいます。
たぶん春の頃には、一段と可愛さを増すのでしょう。
その右手に短い石段があって、茅葺屋根の芭蕉庵へと続いています。
石段の途中から振り返ってみます。
雲の隙間から陽が射し始めたようで、なかなか綺麗な光景でした。
芭蕉庵からさらに山へと細い道が続いています。
時間の都合で、この日はこれ以上進めませんでした。
全体として、6~7分の紅葉具合でしょうか。
今週末くらいが見頃盛りだと思います。
by machizuki09
| 2010-11-16 21:42
| 金福寺(こんぷくじ)